輝く人生を送っている方へのインタビュー企画。
記念すべき第一弾は「たかはしきょうこ」さんにお話をうかがいました。
きょうこさんは40代後半に脱サラし、今は投資家や法人経営者として、人生を豊かに過ごしていらっしゃいます。
会社員を辞める大きな決断から、新たな人生を歩み出し、成功するまでの道のりをうかがいました。
ライフリブート投資家【たかはしきょうこさん】のプロフィール

- 投資家(不動産)・法人経営
- 埼玉県生まれ。50代(2025年4月現在)
- 幼少期を札幌→その後東京で過ごす
- 郵便局に20年以上勤務し40代後半で退職
- 調理師専門学校で資格取得後、ホテル勤務を経験
- 不動産資産 約3億円/50代で-25kg減量/FIRE達成
- 東京と沼津の2拠点生活
- “色紙1枚で願望を叶える”ライフリブート(現状リセット→理想再設計→行動設計)のメソッドを発信中
“ライフリブート”とは、人生の再構築という意味。
ミセスコンテストでグランプリ獲得など、人生まさにライフリブート中です。
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今の仕事や肩書を教えてください

不動産投資や金融投資などで築いた資産づくりの実体験と、ライフリブートという行動設計術を合わせ、人生を再起動したい人にむけて色紙1枚お手軽メソッドをシェアしています。
最近は「ライフリブート投資家」と名乗ることが多いです。
不動産などの投資で起業した経緯は?脱サラまでの準備

子どものころは保育士に憧れていましたが、就職は郵便局へ。
接客と安定収入にやりがいを感じつつも「このままの人生で本当にいいのかな?」の思いがどこかにあったように思います。
不動産投資する女性を知る
深夜のテレビで見た女性大家さんに「女性でも投資で自由に生きられる」と強く惹かれましたが、当時は憧れただけで自分になれるわけがないと夢物語で終わりました。
営業の勉強をするなかで1冊の古本と出合う
古本屋巡りの途中で、 NLP(Neuro Linguistic Programming) を扱う書籍に遭遇し「言葉で脳を最適化できる学問」に衝撃を受けました。
NLPは“脳と言語の取扱説明書”とも呼ばれます。創始者はリチャード・バンドラーとジョン・グリンダーの2人です。
NLPで人とのかかわりが広がる
学びの場で異業種の仲間と出会い「世界ってこんなに広いんだ」と視界が一変。
さまざまな人から刺激を受けて、郵便局という一社完結の世界観がほぐれていきました。
NLPを学ぶなか、さらに1冊の本と出合う
NLPを学ぶ最中に手にしたのが、ロバート・キヨサキの『金持ち父さん 貧乏父さん』。
当時の私にとって、とても衝撃的でした。
不動産投資家のなかでは、皆さん読まれている本かと思います。
FIREなどは全く考えず、定年まで会社に貢献するためにNLPを学んでいた
じつは「社内で営業成績を伸ばし会社に貢献したい」気持ちで勉強を続けていました。
当時は「FIREしよう」なんてまったく考えてもいなかったし、自分にそんなことができると思ってもいませんでした。
しかしキヨサキ本で“お金の流れ”を理解した瞬間、同じ努力を“自分の資産作り”に向けてみたいと思ってしまったのです。
40代で退職して起業|人生の転機はなんでしたか?

NLPとの出会いがあり、NLPで自己理解を深めたことが大きな人生の転機のひとつとなりました。
そして、第二の転機は自宅用に購入した区分マンション。
ローンを組みながらも家賃相当を自分に払う構造に「キャッシュフローはこう生まれる」と実感しました。
区分マンションは売買も比較的スムーズで流動性が高い点も魅力です。この体験が「資産形成は自分にもできる」と背中を押しました。
会社員をしながらNLPを学ぶなかでの発見
NLP両流派のマスターコースを修了。理論と実践の両輪で“思考が現実を創る”手応えを得ました。
【NLPを学ぶなかで先生に言われた一言】
「高橋さんは、“営業成績を上げること”がしたいのではないのかもね」
当時とても印象に残っている一言で、言われた直後は腑に落ちませんでしたが、今思えば、先生は私の本当にやりたいことをすでに見抜いていらっしゃったんでしょうね。
NLPを学ぶなかで、無意識との対話が多くなり、本当に自分がしたいことを考えられる時間が増えてきました。
今振り返れば“数字の向こうにある人生全体”を変えたかったと気づきます。NLPでは「セルフイメージが現実を決める」とも教わりました。
踏み出すきっかけは人からの言葉やワーク
NLPにタイムラインというワークがあるのですが、今でもはっきりと覚えていて、郵便局での未来が真っ暗で足が出なかったんです。
とても印象的な体験でした。
それから仲間の「いつ辞めるの?」という一言が引き金となり、“今ここ”で逆算計画を開始しました。
会社員を辞める前は休日をフル活用
仕事後と休日は、セミナーや勉強・物件視察・数字シミュレーション三昧でした。
とにかく物件購入に向けての勉強に、もっとも時間とお金を費やしたんです。思った以上に時間をかけ過ぎてしまったかもしれません。
脱サラからの独立起業に怖さなどはありませんでしたか?

もちろん収入がなくなる怖さはありました。
当時の仲間へ「10年後に辞める」と言ったら「あほか」と返されて(笑)、背中を押してもらえました。
また、“準備した数字が語る”と安心感が生まれます。
家族からの反対
夫には収入減を心配されましたが、キャッシュフロープランを見せつつ無理せず徐々に説得し、2年かけて「行けるかも」と理解を得ました。
家族を巻き込むときは、数字と時間が鍵だと思います。
労働収入ではなく資産を築く方法を探す
在職中に融資を活用し、退職後はキャッシュエンジンとして不動産を拡大するロードマップを描きました。
住宅ローンで購入する自宅でヤドカリ
当時はまったく投資のつもりではなかった区分マンションの自宅が、じつは大きな財産のひとつになりました。
不動産投資では、そこを元手に大きく資産を増やしていく「ヤドカリ」手法があります。それを比較的早く手にできたことはラッキーでした。
きょうこさんは学ぶのがお好きなんですね?

暗記中心の学びは苦手ですが、興味あるテーマには深く潜ります。投資もダイエットも“好奇心”が続く秘訣です。
不動産の世界は、私が始めたころは男性ばかりでした。
今は女性投資家も増えて情報共有が活発で、女性が参加しやすい環境になってきていると感じます。
私もコミュニティで「女性でもできる」を実証し続けたいと考えています。
脱サラ成功の秘訣は何だと思われますか?

「やりたい」と思うか思わないかだと思います
後は、それを行動に移すか移さないかですね。
また学びを共にできる仲間と数字の裏付けも大切です。
メインのセミナー登壇者ももちろんすてきな方ばかりですが、セミナー会場で偶然隣に座った方と今でも長くお付き合いしている方もいます。
私はこういった出会いをとても大切にしています。人とのご縁に恵まれたことも、私はとてもラッキーでした。
今後の人生において、夢や展望があればお聞かせください

2025年中に商業出版を実現し、アワードでの体験をもとにNYへ行きます。
ランウェイで歩く楽しさも覚えたので、そんな体験も増やしていきたいです。
インタビュー後記

今は「毎日が日曜日」と語る、きょうこさん。
日々いきいきと過ごされています。
今回のインタビューをとおして、その輝きの秘密が垣間見えた気がしました。
会社員を辞めるまでにさまざまな学びを積み上げ、適期に行動へ移したことが、成功の秘訣だと感じます。
人とのかかわりがお上手なことも、成功へさらに拍車をかけたのでしょう。
今も学び続け、新しいことへ果敢にチャレンジされているお姿からは、今後のさらなるご活躍も容易に想像ができます。
商業出版やニューヨーク行きも楽しみですね。
きょうこさん、すてきなお話をありがとうございました。
(取材・文:ほし ななこ)
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