文賢は、書き上げた文章のチェックをしてくれる文章チェックツールです。
自分で書き上げた文章のどこかに間違いがあるのではないか、気になりますよね。
そんな時に頼りになるのが文章推敲ツール『文賢』。
ライターとして仕事をしていくうえでは、文賢をもっているに越したことはありません。
しかし、文賢は無料ツールではないため初期費用や月額料金がかかります。
まだそれほど稼げていない初心者ライターの場合、そこが悩みどころです。
今回は、私が文賢の導入を決意したタイミングと、実際に文賢を使ってみた感想をお伝えします。
文賢の導入に迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
文賢は納品前の文章チェックにとても役立っています!
文賢は文章を推敲してくれる文章校正ツール
文賢は、作成した文章を推敲してくれる文章校正ツールです。
どんなことをしてくれるのかをあげてみると、以下のようなかなりの多彩ぶりです。
- 誤字脱字を見つけてくれる
- 文末のかぶりを見つけてくれる
- 助詞の連続使用を見つけてくれる
- 英数字などの全角半角使いをチェックしてくれる
- 読点の打ち方などをアドバイスしてくれる
- ひらがなやカタカナ表記の方がよいなどアドバイスしてくれる
- 他の言い回しをアドバイスしてくれる
- 音声で読み上げてくれる
- 文字数を数えてくれる
- 冗長表現をチェックしてくれる
- 主語述語がわかりづらいと指摘してくれる……
このように文賢には、Webライターにとってたくさんのありがたい機能があります。
自分の書いた文章を文賢にチェックしてもらうと、安心して納品ができるのです。
誤字脱字をチェックしてくれる
文賢は誤字脱字をチェックしてくれます。
執筆中は気が付かないような誤字脱字。
よくありますよね。
文賢はそれを見つけて指摘してくれますので安心です。
文末のかぶりを見つけてくれる
文章力が劣って見えてしまうのが、文末のかぶりです。
~~~ました。~~~ました。~~~ました。
このように同じ文末が続くことは、あまり好ましくありません。
Webライターとしては気をつけたいところ。
しかし調子に乗って執筆している時にかぎって、ついついやってしまいがちです。
そんな文末かぶりを、文賢はチェックしてくれます。
助詞の連続使用を見つけてくれる
文賢は、助詞の連続使用も見つけてくれます。
Webライターとしては、助詞の連続使用も避けたいものです。
私の隣の家の犬のポチは……、
上の例文は、「の」の連続使用例。
文賢は、しっかりと見つけてくれるので安心できます。
英数字などの全角半角使いをチェックしてくれる
英数字の全角使用をチェックしてくれます。
一般的には、英数字は半角入力が好ましいのです。
そのためうっかり全角で入力した場合には、文賢が指摘してくれます。
読点の打ち方などをアドバイスしてくれる
文賢は読点の打ち方をアドバイスしてくれます。
たとえば長文にもかかわらず、読点「、」が1つもついていないとチェックしてくれるのです。
逆に一文に読点が多すぎる場合にもチェックが入ります。
ひらがなやカタカナ表記の方がよいなどアドバイスしてくれる
漢字で書いたものが、ひらがな表記の方がよいなどのアドバイスをしてくれます。
Webライティングには、漢字使いでなくあえてひらがな表記の方がよい場合も多々あるのです。
他の言い回しをアドバイスしてくれる
文賢は、他の言い回しのアイデアを出してくれます。
そのため表現豊かな文章作りに役立つでしょう。
音声で読み上げてくれる
文賢は文章を音声で読み上げてくれます。
私が必ず納品前に最終チェックをおこなうのが、この音声読み上げ機能です。
それまでのチェックでは見つからなかった誤字脱字が、ここで見つかる場合もあります。
文字数を数えてくれる
文賢では文字数も数えてくれます。
依頼案件に文字数の規定がある場合には、参考になるでしょう。
ただし文字数カウントツールなどでカウントする数字と若干のズレがある場合もありますので、正確な文字数を求められる場合には、文字数カウントツールを使用した方が確実でしょう。
文賢では、おおよその文字数を知る程度にしておいた方が良さそうです。
冗長表現をチェックしてくれる
文賢は、冗長表現も指摘してくれます。
意外とやってしまいがちなのが、冗長表現です。
見ることができる。することができる。
文賢にチェックされて初めて気が付く場合もあるでしょう。
主語述語がわかりづらいと指摘してくれる
主語述語がわかりづらい時も指摘してくれます。
これは、長文になるほどありがちです。
短文なら気が付きやすいものの、長文になると主語述語がわかりにくくなってしまう場合もあります。
いわゆる主語述語のねじれが生じてしまうのです。
そんな時も文賢はチェックしてくれます。
私が文賢の導入を決断したとき
私が文賢の導入を決めたのは、ココナラデビューをした時でした。
ココナラデビュー前の半年間はクラウドワークスでライティングの案件をこなしていたのですが、その時には文賢の存在すら知らない状態でした。
クラウドワークスの頃に使っていたのは、以下のようなツールです。
- コピペチェックツールでコピペチェック
- 文字数カウントツールで文字数をカウント
当時は、はたして自分の書いた文章がどの程度のレベルなのか、クオリティなのかも自分では判断のしようがありませんでした。
当然、クライアント様から修正依頼が来ればわかるのですが、そこまで修正依頼が来ることもあまりなく……。
そしてココナラデビューをはたした時に、文賢の存在をはじめて知ったわけです。
文賢は有料だから迷う
文賢の存在を知ったのはいいのですが、Webライターとして文賢が必要かどうか、導入した方がよいのかどうかはとても迷うところでした。
なぜなら、文賢を使用するにはお金がかかるからです。
文賢の価格について紹介します。
文賢の価格
文賢にかかる費用は以下のとおりです。
- 初回の登録料:11,880円(税込み)
- 月額料金(1ライセンスあたり):2,178円(税込み)
これだけのお金がかかります。
ですから当然ですが、これ以上稼げていないと文賢を導入するのは躊躇してしまいますよね。
毎月2,000円程度の出費はたいしたことのない額とも思えますが、稼いでいないうちには大きな額とも感じるでしょう。
文賢はそんな有料ツールです。
私は、初回の登録料よりも毎月料金のかかる方が気になりました!
文賢導入の決意
私はクラウドワークスから一歩踏み出してココナラへ出品を決め、一番初めの案件依頼を受けたときに文賢を導入しました。
ココナラデビュー当時は、当然ですがそんなに稼げてはいない状態。
一万円を超える初期投資には迷いもありましたが、自分を奮起させるために先行投資として導入を決めたのです。
これだけ払ってしまえば、もう後戻りはできないと言ったような覚悟を決める要素もあったと思います。
大げさに聞こえるかもしれませんが私は主婦ですので、一万円の初期投資と月々の利用料がかかる点には、非常に敏感だったことは事実です。
それだけ払って、稼げなかったらどうしよう、全然使えないツールだったらどうしよう、などいろいろな思いが頭をよぎりました。
私は決意表明の意も込めて文賢の導入を決めました!
文賢導入のおすすめの時期
文賢導入のおすすめの時期は、なるべく早く! と言いたいところです。
しかし以前の私のように、初期費用や月額料金がかかることで導入を迷う方もいるでしょう。
でもWebライターとして活動していくことを決めたのであれば、早い段階で導入をしておいても損はないと言えます。
文賢があることによって自分の書いた文章が推敲されて、よりクオリティの高い記事に仕上げられるわけですから……。
その分、納品した記事の単価や文字単価も上げられる可能性はおおいにあるのです。
ツールに頼るのではなくツールを上手に使いこなして、自分のレベルアップを図るのは得策だと言えるでしょう。
文賢は使える?使えない?Webライターの私が実際に使ってみて
ここからは、実際に文賢を私が使ってみた感想を紹介していきます。
文賢のメリット
さまざまな視点から文章を瞬時にチェックしてくれる点は、文賢最大のメリットです。
瞬時に文章をチェックしてくれる
文賢は文章をコピーして貼り付けるだけで、即座にその文章をチェックしてくれます。
とにかく早いのが嬉しいポイントです。
Webライターは時間も有効に使いたいもの。
一つひとつの機能に時間がかかると仕事の効率も落ちますが、文賢のチェックは早いと感じます。
そしてさまざまな視点から文章をチェックしてくれるので、安心感は格別です。
- 文章表現:他の言い回しに変えられる言葉をチェックしてくれます
- 校閲支援:問題のありそうな表現をあげ、他の文言に変えた方がよいかもしれませんとアドバイスしてくれます
- 推敲支援:助詞の連続使用、ひらがな表記への変更のすすめ、文末の連続使用、英数字の半角チェックなど
- アドバイス:チェックリストで表示してくれます。最初のうちは1つ1つチェックしていくとよいかもしれません
文章読み上げ機能でさらに安心
文賢では、音声で文章を読み上げてくれます。
そのため前項のチェックでも見つからなかった誤字脱字が、音声読み上げにより見つかる場合も。
そう言えば昔会社員をしていたころに、会社の重要な契約書や資料などの原稿は、必ず2人一組になり読み合わせという作業をしていました。
これを文賢がやってくれるわけですから、本当にありがたい話です。
文賢の残念な機能
ここからは、文賢のデメリットを紹介します。
文章読み上げでの音読み訓読みの混在
読み上げの際に、音読み訓読みが混在しています。
文賢のことも、「ぶんかしこ」と読み上げるのです。
そのため、ある程度想像力を働かせて聞き取る必要があります。
私がつまずいたところ
文賢の導入にあたり、私がつまずいたところを紹介します。
GoogleChromeじゃないと使えない
文賢は、GoogleChromeでないと使えません。
GoogleChrome以外のブラウザの場合には、正しく表示されません。
私は当初GoogleChromeを使っていなかったので、文賢の表示がくずれてしまい一瞬あせりました。
オーナーアカウントとユーザーアカウント両方の設定が必要
文賢は、オーナーアカウントとユーザーアカウントの両方に設定する必要があります。
- オーナーアカウント
- ユーザーアカウント
私は両方に設定することを知らなかったので、少しここで引っかかりました。
文賢の購入~使い方まで
文賢の購入方法から使い方までを、簡単に説明します。
文賢の購入方法
文賢公式サイトのトップページから、「申し込む」をクリックし手順に従って申し込みを完了します。
登録方法
文賢の購入が完了したら、まずは初期設定を行います。
登録の手順は以下のとおりです。
- ライダーストア本登録
- 文賢オーナー画面ログイン
- ユーザーアカウントの設定
文賢|文章チェックの使い方
文賢の使い方は、とても簡単です。
文賢にログインすると、すぐに文章を貼り付ける画面が表示されます。
そこへ作成した文章をコピペで貼り付けるだけです。
スタートボタンも何もなく、そのまま文章のチェックが始まります。
チェックが終わったら、指摘された箇所を一つひとつ確認しながら必要に応じて修正していくだけです。
文賢は事前にお試しできる?【オンライン説明会】
文賢の公式サイトでは、参加費無料でオンライン説明会が開催されています。
くわしい情報は、文賢公式サイトからどうぞ↓
文賢の解約方法
文賢の解約方法は以下のとおりです。
- ライダーストアにログインし「定期支払いをキャンセル」を選ぶ
- 解約理由に☑をいれる
- 「キャンセルする」をクリック
文賢をしばらく使わない時などは、定期支払いをキャンセルしておきましょう。
ただし再度利用を開始する際には、また初回登録料(11,880円(税込み))が必要となります。
Webライターに文賢は必要か
Webライターにとって文賢は必要かどうかですが、本格的にWebライターとして活動したい場合には文賢を購入した方がよいでしょう。
なぜならば文賢のチェックによって、安心して納品できる記事が完成するからです。
自分が書いた文章を自分の力で文賢並みのチェックをすることは、至難の業だといえるでしょう。
また、とても時間もかかります。
自分の書いた文章は、なぜか読み飛ばしてしまいがちです。
より高い報酬をねらうWebライターを目指すなら、文賢の導入をおすすめします。
文賢はWebライターの心強い相棒|使い続けて文章力を上げよう
文賢は、その都度チェックしてくれる箇所を確認できるのはもちろん心強いことです。
しかしそれだけではなく毎回確認していくうちに、文章を書いている段階でチェックの入りそうな箇所が事前に自分で判別できるようになります。
そのため経験を重ねるとともに、自然と文賢に指摘されるチェックの数も減ってきます。
Webライターとして、文賢とともにステップアップが可能となるのです。
上手に活用することで、Webライターの心強い相棒となってくれて、さらには自然と文章力も上がることでしょう。
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