テストライティングを受けるかどうか悩んでいる、初心者Webライターの皆さん。
Webライターを始めたばかりだと、どうしたらいいのかわかりませんよね。
結論からお伝えすると、「しっかりしたクライアントであれば受けるべき」です。
クライアントにもライターにも、相手の人柄やライティング能力、指示の出し方などを見極めるためにテストライティングは役立ちます。
受けるべきとお伝えしましたが、Webライター初心者が初めにぶち当たる壁がテストライティングです。
今回はテストライティングについて、合格するコツや応募してはいけない案件などを紹介しますので、参考にしてみてください。
テストライティングとは?Webライター初心者でもわかる
この記事では、テストライティングについて以下の順番で紹介します。
- Webライターのテストライティングとは
- 発注者が見ているポイント
- 合格するためのコツ
- 応募してはいけない案件
- 落ちた場合の対処法
Webライターのテストライティングとは
テストライティングとは、本番の流れと同じように記事を依頼し、クライアントがライターの実力や人柄を見るためのテストのことです。
ライター側も、クライアントの人柄や指示の出し方などを見極める機会になります。
クラウドソーシングではライターの実力を測りにくく、一旦テストライティングとして依頼をしてみることが主流となっているのです。
テストライティングによくあるパターン
よくあるパターン、3種類を紹介しましょう。
パターン | 詳細 |
記事の構成と執筆 | 記事のキーワードをもらい、記事全体の構成や執筆を行う |
執筆のみ | 記事のキーワードと全体の構成をもらい、執筆のみを行う |
テスト問題 | テスト形式の問題をもらい、回答の執筆を行う |
記事構成のパターンを理解しているWebライターであれば、構成から執筆するほうが記事単価や文字単価が上がりやすい傾向があります。
しかしWebライター初心者であれば、実績を積むためにまずは執筆のみから挑戦しましょう。
テストライティングで発注者が見ている5つのポイント
テストライティングで、発注者が見ているポイントは主に5つです。
Webライターとしての力ももちろんですが、このライターとちゃんと仕事ができるかという点を重点的に見ています。
- 返信の早さや連絡の丁寧さ
- コピペ率
- 文章力
- レギュレーションを守れているか
- テスト課題や問題への理解力
それぞれ説明していきましょう。
返信の早さや連絡の丁寧さ
クライアントからの連絡に対し、返信の早さや連絡の丁寧さでライターの意欲や最低限の社会的常識を見ています。
例えば自分が知らない誰かに連絡した際に、返事が早かったり丁寧だったりすると「この人信頼できそう!」と思いますよね。
自分の立場に置き換えた際に気持ちが良い対応を心がけ、返信の早さや連絡の丁寧さは大切にしましょう。
コピペ率
納品した記事のコピペ率が高いと何度も修正を依頼されたり、場合によっては依頼の打ち切りになる可能性もあります。
コピペとはコピーペーストのことで、コピペ記事とは他人が書いた文章をそっくりそのまま写し取り、記事に貼り付けることです。
クライアントは、コピペ率を測るツールを利用し記事のコピペ率をみています。
おすすめは、納品前に自分でコピペ率をチェックすることです。
無料のコピペチェックツールでも、十分利用価値がありますよ。
コピペチェックツールはこちら→CopyContentDetector®
コピペ率は30〜49%が目安。なるべく低くなるようにしましょう!
文章力
Webライターが、メディアにあった文章力を持っているかどうかも判断基準です。
文章力とは正しい日本語や文法、また読者にわかりやすく書かれているかのこと。
文章力が低いと読者は混乱し、せっかく書いた記事を途中で読まなくなります。
すぐさま一発OKの記事を書こうというわけではなく、例えば句読点のない文章をやめたり、二重敬語やら抜き言葉に気をつけて文章を書くと良いでしょう。
レギュレーションを守れているか
レギュレーションは、ライターがルールが守れる人かどうかを判断する指標です。
ちなみにレギュレーションとは記事を執筆する際のルールのことで、テストライティングの際にもよくレギュレーションを渡されます。
「ですます調」や「体言止めを使わない」など、クライアントやメディアによっても内容に違いがありますよ。
同じクライアントでも別のメディアなら、レギュレーションが別で用意されていることも。
テスト課題や問題への理解力
クライアントが指示する内容を、ライター側が正確に把握できるかを見ています。
テストライティングは、あくまでもテストです。
テスト課題や問題がどういうことを差し、クライアントはどういった回答を求めているのかを考える必要があります。
テストライティングで合格するために今すぐできる5つのコツ
初心者Webライターでも、テストライティングを合格するために今すぐできるコツを5つ紹介します。
初心者でも簡単かつ高度な技術は不要ですので、参考にしてみてください。
- 納期を守る
- コピペしない
- 誤字脱字に気をつける
- レギュレーションを守る
- 文字数を多めにする
- 【おまけ】余裕がある方は…PREP法を取り入れる
それぞれ説明します。
納期を守る
納期は、基本前倒しで納品できるように心がけましょう。
納期を守らない事により、せっかくの依頼も途中で打ち切りになる可能性があるからです。
意外と思うかもしれませんが、納期を守らないライターは結構います。
そのような他のライターとの差別化にもなるので、納期は前倒しで納品できるようにスケジュールを調整し執筆してください。
コピペしない
声を大にしてお伝えしたいのですが、コピペは絶対にダメ。
自分の力にもならず、クライアントからの信頼も損ない、いい事はひとつもありません。
さらには文章も著作権が絡み、訴えられる可能性もありますのでコピペは絶対にやめましょう。
誤字脱字に気をつける
誤字脱字に気をつけるためには、最初のうちは音読すると良いでしょう。
また音読の良さは、読みにくい文章を見つけたり、息継ぎがしにくいタイミングで句読点を入れたりと良いことづくしです。
恥ずかしがらずに、書いた文章を音読し、誤字脱字に気をつけましょう。
執筆した文章に間違いがあると思って、音読してみると良いですよ!
レギュレーションを守る
レギュレーションはしっかり読み込み、修正が極力少なくなるようにしましょう。
文字単価をこれから上げていくには、クライアントの手間を減らす心がけが必要です。
レギュレーションを守らず、修正ばかりのライターを雇いたいとは誰も思いません。
クライアントの手間を減らせるので、レギュレーションを守り執筆することを心がけてください。
文字数を多めにする
納品する記事はクライアント側で最終調整した際に、ちょうど良いくらいになるよう文字数を多めに書きましょう。
文字数が規定より少なかったりするのは、ライターのやる気を感じさせません。
もちろん掲載する媒体にもよるのですが、Web媒体の場合は文字数を多く書くことが無難です。
【おまけ】余裕がある方は…PREP法を取り入れる
PREP法で書くことにより、結論が先にくるので読者にわかりやすく伝えることができます。
Webライターの初歩の初歩ですので、覚えて活用しましょう。
PREP法は以下の手順です。
- Point:結論
- Reason:理由
- Example:例(証拠)
- Point:結論
Webライター初心者が確認すべき応募してはいけない案件とは?
Webライター初心者が確認すべき、応募してはいけない案件は以下の3つです。
- 報酬が低い
- 本数や文字数が多い
- クライアントの評価が低い
テストライティングの報酬が著しく低い
募集では高い報酬を募っている割に、テストライティングの報酬が著しく低い場合は採用する気のないクライアントが多いです。
私も以前受けたことがあるのですが、2,000文字で記事単価が11円でした。
採用せずたくさんのライターから文章を集め、それを再利用するクライアントもいます。
テストライティングの報酬が著しく低いクライアントには、十分に気をつけましょう。
テストライティングの本数や文字数が多い
テストライティングは場合によって、数本依頼されることがあります。
逆に考えてみてほしいのですが、過去に何の取引もないWebライター初心者に何本も記事を渡したり、一万文字などの文字数が多い記事を書かせるメリットはあるでしょうか?
その記事数分、文字数分クライアントはチェックする手間が発生しますよね。
いいように使われて、場合によっては不合格なのに執筆した記事を利用されることも。
クライアントの評価が低い
案件へ応募する前にクライアントの評価ページを確認し、評価の低いクライアントへの応募は控えましょう。
クライアントへの評価は過去にそのクライアントと取引した方々の評価ですので、「マニュアルがころころ変わる」などコメントを見ることでクライアントの傾向を把握できます。
ちゃんとしたクライアントであれば評価が高いので、あまりにも評価が低いクライアントは避けるべきです。
最初は、評価のないクライアントへの応募もやめておきましょう!
テストライティングに落ちた場合の対処法
テストライティングに落ちたとしても、落ち込む必要はありません。
なぜならクライアント側ですでに実力のあるライターが見つかっていた場合や、応募の早い順に採用することがあるからです。
しかし納品した記事に自信があれば、落ち込むこともありますよね。
テストライティングに落ちた場合は次の2つを振り返って、次の機会に備えましょう。
自分で内容をもう一度確認してみる(課題に沿っているか)
ひとつ目は、納品した記事の内容をもう一度確認してみましょう。
- 課題に沿っているか
- 問題の解答となっているか
- 時間を空けて見直す
- 気になる点は、実際に書き直してみる
返ってきたフィードバックから自分の弱点を分析する
次にクライアントから帰ってきたフィードバックを確認し、自分のどこの部分を改善すればいいのかを分析しましょう。
フィードバックを確認せず、むやみやたらにテストライティングを受けるだけでは文章力も伸びません。
人間は失敗から目を背けたい生き物ですが、フィードバックがもらえるのは貴重なことです。
フィードバックは、客観的なアドバイスですので、しっかり確認し今後に活かしましょう。
Webライター初心者にテストライティングは避けられない!積極的に挑戦してみよう
Webライター初心者だと、テストライティングへの挑戦は怖いかもしれません。
しかし初心者でもクライアントのことを考え、一つひとつやるべきことを実行すれば合格率は上がっていきます。
Webライターとしてこれからやっていくには、テストライティングは避けられません。
ぜひ、思い切って挑戦してみましょう!
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