この度、私は【薬事法管理者】の資格を取得しました。
薬事法管理者とは、薬機法(旧・薬事法)の専門資格です。
こちらの記事では、なぜ私がこの資格をとろうと思ったのか、また資格取得までの経緯を紹介します。
- 薬事法管理者は、薬事法有識者会議が認定する民間資格
- 薬機法の専門知識を測る日本で唯一の資格
- 薬事法は2014年薬機法と呼ばれるようになった
- 薬事法管理者講座は、日本で唯一、薬事法関連のリーガルが学べる講座
- 講座修了で修了試験を受験し合格すると→その後資格試験合格で資格がとれる
- 資格を取得すると→公言できる、履歴書に書ける、ロゴマークをWebページに載せられる
- 1ヵ月~3ヵ月学んで資格がとれる
- 受講期間は受講可能な状態になってから1年間
私が【薬事法管理者】の資格をとろうと思ったきっかけから、資格取得までの流れをお話しします。
薬事法管理者の資格をとろうと思ったきっかけ
私が薬事法管理者の資格をとろうと決意するまでの経緯です。
ちなみに薬事法は今現在は薬機法と変更されていますが、薬事法ドットコムでは、この資格を「薬事法管理者」と以前の呼び方で称しています。
案件が0に
Webライターになってから日々忙しくあわただしく進んできた私でしたが、ある時ふとかかえている案件が0件となりました。
それまでは目まぐるしく作業をしてきたのに、何もやることがなく突然暇になってしまったのです。
「案件が0でやったー!」とはならず、仕事のないことが不安になります。
そしてクラウドワークスの案件に応募してみたり、新たなクラウドソーシングへ登録をして企業へ応募をしてみたり、とあれこれ試みました。
しかし数件申し込んでみたものの、「残念ながら今回は見送りとさせていただきます」といった不合格通知が届くだけ。
ますますあせります……。
履歴書の資格欄
企業へ応募する場合には履歴書を書かなければいけないことも多く、数十年ぶりに履歴書も書いてみます。
履歴書内にある、「資格」の欄。
私は資格といえば普通自動車免許くらいしかもっていなかったのですが(実際には大昔ワープロ検定やら他にも何か受けた記憶がうっすらあるものの、記憶も定かでないものばかりで資格欄には書けない状態)、Webライターに普通自動車免許が有利に働くとは到底思えません。
そこでせっかく時間がある今、何か資格取得にチャレンジしてみようかと考えるのでした。
Webライターにはどんな資格がいいの?
とはいえどんな資格がいいのか、どれなら私でも取得できるのか考えたところSEO検定か薬機法に関する何かかな? と漠然と考えます。
SEO検定のテキストと過去問集(3級と4級)は、1年ほど前に購入済みでした。
しかし4級のテキストを3ページほど読んで、そのまま放置状態となっています。
ここでSEO検定の過去問をやりSEO検定にチャレンジするか…、とも考えるのです。
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薬機法(旧・薬事法)はどうなの?
薬機法については、ココナラで「薬機法に則した記事作成お願いできますか?」とお問い合わせを頂いていたりしたので、勉強をしておくと有利かな? といった思いはありました。
SEO検定と薬機法、どっちをとるかで少し迷いましたが、今やるなら薬機法がいいかと考えたのです。
というのもなにしろ私は50代半ばを過ぎているので、何にしても1日も早い方がいいのは間違いありません。
漠然とですが薬機法は今やらないとこの先は無理かな、といった思いがありました。
【薬事法管理者】を取得するにはお金がかかる
薬機法の資格を取得してみようと考えますが、薬事法管理者の資格を取得するにはお金がかかります。
その金額は、9万円近く。
それだけではなく、資格の更新料が毎年2万円かかるのです。(3回目以降の更新は1万円)
それだけのお金をかけて取得して、それ以上の活動ができるのかどうか。
あれこれ頭の中で考えますが、ある意味やってみないとわからないのです。
補償はありませんし、約束もされていません。
数日迷いましたが、相変わらず案件の依頼も来ないので薬事法管理者の資格をとることを決意しました。
もうこの先はないので、今ここで清水の舞台から飛び降りるつもりでやってみよう! と思ったのです。
もしもこの時に仕事の依頼が飛び込んで来ていたら、資格取得の方はやめていたかもしれません。
しかし相変わらず仕事の依頼はない状態でした。
きっと今がこの時なんだろう! と感じずにはいられなかったのです。
【薬事法管理者】取得に申し込みを決意する!
いざ、申し込もうとしてまた岐路に立ちます。
薬事法管理者には2つの種類があるのです。
- 薬事法管理者取得:89,800円
- コスメ薬事法管理者取得:50,000円
(いずれも税込みの料金で、この料金には講習料と資格取得の試験料などもすべて含まれます)
2つ合わせると139,800円のところ、2つ一緒に申し込めば109,800円と割引になって非常にお得! なのです。
3万円もお得!
「お得!」には目がない私は「じゃあ、2つ一緒に申し込む?」と考えますが、はたして1つすら取得できる補償がないのに、2つも申し込んで2つともダメだったら十万円を無駄にしてしまうことになるのでは……とも考えます。
しかもいくらお得といっても109,800円を払うのは、主婦の私にとってはかなり痛いことです。
薬事法1つの89,800円だってやっとなのに……。
ということで、やはり安全にまずは1つにチャレンジしてみよう! と決断します。
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薬事法管理者とコスメ薬事法管理者どっちをとるか
次に薬事法管理者かコスメ薬事法管理者か、どっちをとるか? で迷います。
薬事法管理者は89,800円、コスメ薬事法管理者は50,000円です。
かなり迷いましたが、やはり薬事法管理者で行こう! と決断します。
おそらく薬事法管理者を取得するほうが大変だろうから、やはり年齢的に大変なことは先のほうがいいと考えたのです。
薬事法を先に取得し、後からコスメ薬事法を受講する場合には、1万円の割引となります。
逆もしかり。
3万円の割引にはなりませんが、まずは薬事法管理者講座に申し込むことにしたのです。
【薬事法管理者講座】スタート! 私の勉強法
2021年4月27日、薬事法管理者資格取得講座への申込みが完了します。
申込みが完了すれば、すぐに受講が可能です。
受講形態はeラーニングにより、パソコンで好きな時に自分のペースで勉強が進められます。
すぐに第1章から読み始めました。
1日、1~2、3章分くらいずつ進めていきます。
勉強を進めると同時にテキストのスクショを撮ったり、プリントアウトもしていきます。
1年間はパソコン上でテキストがいつでも見られますが、受講期間が過ぎるとテキストが見られなくなってしまうからです。
皮肉なもので、講座の勉強が始まったとたんに仕事の依頼がどんどん来るようになりました。
なのでライティングとうまく両立させながら、勉強を続けていきます。
講座は、全14章。
1章が終わるごとにチェックテストがあり、その章で学んだことがチェックできます。
どんなに忙しくても、1日に一度はテキストを開くようにして、少なくとも1章分は進めるようにしました。
難易度としては、薬事に関しても法律に関しても素人の私にとっては、言葉を理解するのがむずかしいと感じます。
また薬機法に抵触しない言いかえの部分なども非常にわかりにくい点があり、何がOKで何がNGなのかを理解することも難解でした。
4月27日にスタートして進めていき、ゴールデンウィーク中に1巡目が終了。
GW明けから2巡目に入り、5月13日に2巡目が終了します。
修了試験を受けるには
2巡したので、修了試験を受けてみようと思います。
しかし修了試験を受けようとしたら、証明写真を送らないといけないことに気が付きあわてて証明写真を撮ることに。
修了試験に必要なものは以下のとおりです。
- 写真:ヨコ3cm×タテ4cmのカラー写真
- 本人確認書類(1点のコピー):運転免許証、写真付住民基本台帳カード、パスポート、健康保険証、住民票(交付日より3ヵ月以内)、住民票記載事項証明書(原本)
- プリンター:後述
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6月15日【修了試験受験】
必要な書類の提出を完了した後も勉強を続け、3巡して足りない部分を読み込みました。
その都度チェック試験もやってみます。
だんだんと正解率が上がってきて、だいたい満点がとれるようになってきました。
とはいえ、まだ曖昧で当てずっぽうに答えている問題もあります。
まだまだあやしいところは多々あるものの、とりあえず修了試験を受けてみることに……。
修了試験を始める前に「この画面を印刷してください」とのメッセージが表示されるので、一応印刷をします。
その後スタートボタンを押すと、カウントダウンのタイマーが表示され、問題が提示されるのです。
問題の形式や詳しい内容については割愛します。
回答が終わればいつでも「終了」が可能です。
私は、30分程度で終了しました。
テストが終了すると、合格発表が約1ヵ月後だと表示されました。
すぐに資格試験が受けられると思っていたので、(そのため15日に修了試験を受け、翌16日に資格試験を受けようかと思っていた)ちょっと拍子抜けします。
しかし待つしかないので、そこからまた知識を定着させていくことに。
クイックコースもある、とのことでそれならどうなる? このあたりがいまいちよくわかりません。
資格試験にむけて
修了試験の合格発表が1ヵ月後なので、そこからは資格試験に向けて勉強を続けます。
まだまだ曖昧なところを読み込んだり書き込んだり、あれこれやりつつ知識を頭に入れていきます。
しかし入れても入れても、全然頭に入りません。
年齢なのでしょうがないのでしょう……。
今日は「景表法」、今日は「機能性表示食品」などと、的をしぼって覚えていきます。
もうここからは、資格試験に合格するための勉強になりました。
もうテキストを何周しただろうか、1章~14章まで、7~8周以上は読み込んでいると思います。
章の終わりの確認テストは、ぼちぼち答え自体も暗記してしまっている状態で、あまりやっても意味がなくなってきてしまいました。
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思ったよりも早くに修了試験の合否発表
修了試験数日後に、予定よりも早くに合否発表がある旨のメールが届きます。
その後、6月20日に修了試験合否発表がありました。
「合格おめでとうございます。」
やっぱり嬉しい!
「合格おめでとうございます」の言葉はやっぱり嬉しいし、ホッとするし達成感です。
これで晴れて資格試験が受けられる権利を得たわけで、あとは資格試験の申込みをおこない試験を受けることになります。
資格試験は過去問が1問だけ公開されているだけで、その他の情報がまったくなく、どのような問題が出題されてどれくらいが合格ラインなのかもさっぱりわかりません。
全14章をすべて覚えるのか、はたまたそれに付随する事例などもすべて覚えなくてはいけないのか?
どのあたりまでどれくらい知識を入れればいいのかがわかりません。
過去問集などが出ている場合にはそれを問いていけば試験の傾向もつかめますが、過去問もないのでテキストをひたすら読み込んで行きました。
内容について詳しいことは書けませんが、そのような勉強方法です。
資格試験受験を6月26日に決める
そして26日に資格試験の受験を決めました。
資格試験は毎月6のつく日が試験日になります。
これで完璧! といった状態ではありませんでしたし、いまだに理解できていない箇所もありました。
しかし日にちを伸ばしたからと言ってあまりメリットも感じられなかったので、自分で26日と決めたのです。
たとえばこれを来月にしたからと言って、さらに完璧になるかと言ったらその自信もありません。
だったら修了試験を受けてまだ日が浅い、知識が頭の中にあるうちの早めに資格試験を受けてしまった方がよいと感じたのです。
試験の日程がすべて自分の都合で決められることはとてもありがたい反面、どこかで甘えてしまえばあっという間に1年間の有効期限が切れてしまうのでは…、といった思いもありました。
試験の日にちを決めたからには、そこへ向けてひたすらテキストを読み込む日々が続きます。
Xmindに落とし込んだりもしました。
6月26日【資格試験受験】
6月26日に資格試験を受験しました。
試験の時間は、6のつく日だったら24時間何時に受けてもかまいません。
私は家族の留守の時間をねらって、夕方に受験することを決めました。
この日も朝から知識を頭にたたきこみます。
いよいよ夕方、受験です。
試験時間は1時間。
修了試験と同じく、自分で終わりと思えば終了ボタンを押して終了できます。
私は、時間ギリギリまで見直しました。
試験内容の詳細は割愛します。
受験後、発表まではまたしばらく日にちがあります。
不合格なら再受験が可能なため不合格に備えてさらに勉強を続ける必要もありますが、ライターの案件に追われなかなか勉強の方はできません。
発表までは、なんとなく落ち着かない日々を過ごしました。
7月15日【資格試験合格発表】
「資格試験合格発表
合格おめでとうございます」
の文字を見て、「あ、受かった! なんだ、私でも受かるのか!」と思う反面やはりすごく嬉しくて、「やったーー!!」と飛び上がる気持ちになりました。
薬事法管理者資格の受験にあたっては、次の段階に進まないと開示されない情報もあります。
なるべく最短で資格を取得したい場合には、計画立てて進むことがおすすめです。
私の場合は、証明写真と本人確認書類の提出が少しだけ遅くなりましたが、かと言って致命的だったかというとそれほどでもありませんでした。
資格試験合格発表後
資格試験の合格発表後には、まだやることがあります。
- 登録講習の動画を受講する
- チェックテストを受験する
- 晴れて資格取得
あとは、資格証が送られてくるのを待つだけです。
資格証が届く
合格発表から12日後に、資格証が届けられました。
資格証を手にすると、感慨深いものがあります。
これまでの人生でこれほどまでに資格のありがたみを感じたことがありませんでした。
もっと若いうちにたくさんの資格をとっておけばよかったとも、つくづく感じた次第です。
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【薬事法管理者】取得にプリンターは必需品?
資格取得までの一連にあたりプリンターが必要かどうかですが、私の場合にはプリンターは必需品でした。
私の勉強方法は、テキストをすべてプリントアウトして書き込みをしたからです。
eラーニングのテキストは、有効期限の1年間を過ぎると閲覧できなくなります。
そのため、パソコンに保存とプリントアウトはやっておきました。
また修了試験や資格試験を受験する前には、ある画面を「プリントアウトしておいてください」とメッセージが出てきます。
これは試験の途中で何かトラブルがあった場合に必要なようでしたが、私の場合はトラブルもありませんでしたので、一応印刷したといった状態でした。
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Webライターが薬事法管理者資格をとるメリット|取得して感じたこと
今回、薬事法管理者資格を取得したわけですが、はたしてこの資格がWebライターにとってどれだけ有利に働くかが問題です。
この点につきましては、私はまだ資格を取得したばかり。
あくまでもスタート地点に立ったばかりの状態です。
しかしこれまでとは違い、さらに活動の幅が広げられる予感はしています。
今後どのようにこの資格を活かしていくのかはじっくりと考え、しっかりとライター活動に反映させたいものです。
私の場合は年齢的に1日でも早い方が有利といった思いがあり、今回取得しました。
しかし人生のペースは人それぞれで、たとえば子育てまっ最中のお若いママさんでしたら、子育てが落ち着いた頃にとってみようかな? もありですよね。
Webライターにとって、「経験」は武器になります。
何一つ無駄な経験なんてないのです。
そういった意味では今回資格取得にチャレンジした経験自体が、また私の明日からの力になったことは間違いありません。
ライターにとって資格は絶対ではありませんが、あった方が有利なものも多々あるでしょう。
ライターとして単価をアップさせるために資格取得にチャレンジすることを目標として、日々ライター業を進めていくことはモチベーションアップにもつながりますよね。
この繰り返しで、ライターのレベルが上っていくのだと感じます。
ライターとしてある程度経験を積んだら、今度は資格取得を考えてみてはいかがですか?
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